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リハビリの魅力とは?−患者さんを少しでもよくするための「プラスの医療」

医療法人社団和風会 理事長 橋本康子先生

医療法人社団和風会の理事長を務める橋本康子先生は、地元香川県で病院を運営し、地域のニーズに応えるなかで病院としてリハビリテーション機能の重要性を感じ、2007年には大阪に「千里リハビリテーション病院」を開設されました。「リハビリは、人生経験を活かすことができる仕事」と語る橋本先生に、リハビリの魅力についてお話を伺います。


橋本康子先生が考える「リハビリ」の魅力

  • 患者さんを少しでもよくするための「プラスの医療」

記事1でお話ししたように、今、医療におけるどの診療科にもリハビリが必要な時代になっています。世の中のニーズに応えることは面白いし、やりがいがあります。

 

また、適切にリハビリを行うと患者さんが目にみえてよくなりますし、状態が少しでもよくなれば、患者さんやご家族がとても喜んでくれます。こういった部分はリハビリの「プラスの医療」ともいえる魅力だと思います。


  • リハビリは、人生経験を活かすことができる仕事

リハビリにおいて、医師は、患者さんとスタッフがきちんとリハビリに向き合えるよう環境を調整したり、精神的・身体的な状態を良好に保ったりする役割があります。たくさんの人とかかわり、ときに人の特徴をつかんでアドバイスをすることもあるため、人生経験がものをいいます。このような意味で、リハビリは年齢を重ねるほどにその人生経験を活かすことのできる仕事ではないでしょうか。


これからの目標

  • 障害が残ったとしても社会復帰しやすい環境をつくりたい

リハビリを必要とする患者さんのなかには、高齢者だけでなく、交通事故によって外傷を受けた子どもや、脳卒中を起こした30〜40歳代の方など、さまざまな年代の方がいらっしゃいます。これからは、そのような患者さんが、治療後に障害が残ったとしても、社会復帰しやすい環境をつくりたいと考えています。たとえば、治療後に入居しながら働くことのできる施設やシステムを整えることができれば、障害を持つ方々の雇用創出と自立支援、そして生産年齢人口の減少への対策として有用だと考えています。

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