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「長崎市在宅支援リハビリセンター推進事業」の取り組み

長崎リハビリテーション病院院長 栗原正紀先生

長崎市は、全国的にも高齢化率の高い地域です。このような状況から、長崎市は市内の8区域で「長崎市在宅支援リハビリセンター」を選定し、地域における高齢者の心身機能の低下を予防し、自立支援と社会参加を図っています。


長崎市在宅支援リハビリセンター推進事業について

  • 高齢者の心身機能の低下を予防し、自立支援と社会参加を図る

長崎市の高齢化率は徐々に上昇しており、2025年には35%を超えると予測 されています。このような状況を踏まえて、長崎市では「在宅支援リハビリセンター推進事業」を実施しています。「在宅支援リハビリセンター推進事業」とは、地域における高齢者の心身機能の低下を予防し、自立支援と社会参加を図るために、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が、医療・福祉・介護の関係職種と連携して地域リハビリテーションの基盤をつくる事業です。

 

(1)かかりつけ医との連携づくりに関する業務

地域医療の中心的役割を担う主治医(かかりつけ医)に、リハビリテーションの視点や医療・介護の連携体制構築への理解を深めてもらい、介護予防や重症化予防を図ります。

 

(2)センター外部のリハビリ専門職との支援体制の構築に関する業務

リハビリ専門職が積極的に地域に出向き、介護予防や重症化予防の普及啓発が行なわれる支援体制構築の検討を図ります。

 

(3)介護従事者等のリハビリテーションに係る知識及び技術の向上に資する業務

介護支援専門員がケアプラン作成時や介護従事者等が介護をする際に、リハビリテーションの視点から本人の能力を活かした支援内容や自立支援に向けた介護が行なわれるよう、リハビリテーションに係る知識及び技術の向上を図ります。

 

(4)介護従事者等のリハビリテーションにかかる相談への対応及び同行訪問に関する業務

リハビリ専門職が地域ケア会議(個別事例)に参加、または介護従事者等からの相談に助言することで、介護従事者等の高齢者に対する自立支援の意識向上やアセスメント力の向上を図ります。

 

(5)高齢者の自主的な活動への参加の促進に関する業務

リハビリ専門職が積極的に高齢者の自主的な活動への参加の促進に努め、通いの場の開設時や運動を取り入れた介護予防の取り組みを行う市民にかかわることで、より効果的な健康づくりと介護予防を推進します。

引用元:長崎市ホームページ

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